Wikiversity:基本方針とガイドライン
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ウィキバーシティには方針とガイドラインがあります。方針とガイドラインには、まだ発展中のものもあり、もはや定着して議論の余地がないものもあります。
位置づけ
編集方針文書はその守るべき度合によって、以下のように区分されています。
- 方針 (policy)
- 多くの利用者に支持されており、すべての利用者が従うべきものと考えられている基準です。すべての方針はCategory:公式な基本方針にあります。
- ガイドライン (guideline)
- 多くの利用者に支持されている、最善の方法(ベストプラクティス)を集めたものです。編集者はガイドラインに従うように推奨されますが、それについては常識に基づいて判断し、個別の事情に応じて例外を適用してもかまいません。ガイドラインが方針と衝突する場合には、通常は方針を優先します。すべてのガイドラインはCategory:ウィキバーシティのガイドラインにあります。
- 私論 (essay)
- 一部の編集者が意見や助言を記したものです。私論は広範な合意を取り付けていません。コミュニティへ提案されておらず、賛同なしに独自に作成されているものもあります。内容に従うかどうかについては慎重に判断してください。私論のうち、著者が他の利用者に編集してほしくなかったり、広範な合意とは異なっていたりするようなものについては、利用者名前空間に作成されています。
以上のほか、Wikiversity 名前空間には、(方針やガイドラインの適用を手助けする)コミュニティプロセスページ、歴史的文書、ウィキプロジェクト、利用の手引きやヘルプ、コミュニティの議論のためのページやお知らせページなどがあります。
実施方法
編集あなたはウィキバーシティの編集者です。ウィキバーシティに編集長はいません。学習教材の日々の作成の監視や承認をする中央のトップダウンのメカニズムもありません。その代わり、活動的な参加者が発見した内容やフォーマット(様式)の問題を、編集したり修正したりします。つまり、参加者は筆者と編集者を兼ねます。
大部分の方針やガイドラインは、このように個々の利用者が編集したり、議論したりするときに実施されます。管理者が方針に従わない利用者の一時的な投稿ブロックを行う場合もあります(特に荒らし行為への対処)。
内容
編集方針やガイドラインの内容は以下のようにすべきです。
- 文章が明快である。難解な用語や法律もどきの用語は避けてください。また子供に教え聞かせるような、レベルを落としてやさしくした言い回しも避けてください。平易に、直接的に、曖昧さを避け、具体的に、書いてください。陳腐な言い回しや一般論は避けてください。編集者に対して何かするよう強制したり推奨したりするように直接的に書くことを恐れないでください。
- できる限り簡潔に書く。しかしそれ以上簡潔にしない。言葉数を増やしても誤解を防ぐ助けにはなりません。必要のない単語は省略してください。まとまりのない例示より、直接的で簡潔な書き方の方がより明快かもしれません。詳細な説明には脚注や他の文書へのリンクを使うとよいかもしれません。
- ルールの精神を強調する。編集者が常識に基づいて判断することを期待しましょう。ルールの精神が明快であるなら、それ以上書かないでください。
- 対象範囲を保ち、冗長さを避ける。方針の目的と対象範囲は、その文書の冒頭ではっきりと示してください。ある方針の対象範囲が別の方針のそれと一部が重複する場合には、冗長な部分は最小限にしてください。ある方針において別の方針に言及する場合には、手短に、はっきりと、明示的に、するべきです。
- 過剰なリンクを避ける。方針やガイドラインや私論や記事などへのリンクは、詳細な説明が必要な場合か文脈上必要な場合にのみ行われるべきです。他の文書へのリンクはそれらを権威づけてしまうかもしれません。リンクをする場合もしない場合もその点は明確にしてください。
- 相互に矛盾していない。コミュニティの見解においてAと非Aが同時に存在するはずがありません。複数の方針の間で明白な不一致が生じた場合には、影響を受けた方針に関わっている編集者は、どうすればコミュニティの現在の立ち位置を最も正確に表現できるか、またどうすれば関連する方針すべてにおいてコミュニティの見解を反映するよう訂正できるか、について議論すべきです。
方針を決める方法
編集ウィキバーシティでは合意によって大部分の方針が決まります。この合意は難しい質問が飛び交う公開の討論によって作られたものもあり、単純に確立された慣習の結果として発展したものもあります。(このページも含めて)ウィキバーシティの方針関連のページでの記述は、時間経過とともに発展していくコミュニティの規範となることを意図しています。
慣習に基づく方針の見極めは難しいことがあります。その方針に特に反対がない場合、コミュニティの注意を長期間十分にその方針決定に向けるのは困難かもしれません。このような場合には、その慣習を適切なページに文書化しておくことが最善でしょう。文書化されていれば、その慣習についての議論などの基点となります。また、必要なときに、その文書をリンクとして提示することが可能になります。
その文書に書かれているものが慣習に基づく方針かどうかを簡単に見分けたい場合、その文書のノートを見てみるとよいでしょう。ノートが存在しないか、ほとんど議論されていない場合には、慣習に基づくものか他国語版の文書を訳したものです。
採用手順
編集重要な方針やガイドラインの多くは、ウィキメディアの基本的原則(Founding principles)に密接に関連しています。それ以外の方針は、よくある疑問や編集時の混乱を解決する方法としてしだいに発展していったものです。方針は先例なしに策定されるということは滅多にありません。
方針の採用にはコミュニティによる強い賛同が必ず必要です。方針は、新しい方針の提案や、ガイドラインや私論からの格上げ、既存の方針の分割・統合による再構成によって策定します。
現在提案中の方針やガイドラインはCategory:草案にあります。
提案と採用
編集新しい方針の提案には、議論と、コミュニティ全体での高いレベルの合意が必要です(Wikipedia:合意形成も参照)。新しい方針についての意見を求めるには、ノートページやWikiversity:談話室で告知したり、Wikiversity:ウィキバーシティからのお知らせに掲載したりするなどして、コミュニティに対して議論に参加するよう呼びかけます。議論において合意がなされたなら、公式な方針やガイドラインとして採用されます。
必要とされるレベルの合意のない文書に{{Policy}}テンプレートを貼り付けたとしても、それはその文書が方針となることを意味しません。たとえその文書が別の方針を要約またはコピーしたものであったとしてもです。
格下げ
編集既存の方針やガイドラインは、編集傾向やコミュニティの基準の変化によって不要となったり、他の方針が改善されたことによって余計でくどいものとなったり、正当な理由のない過剰な指示となったりするかもしれません。そのような場合には、編集者はその方針やガイドラインを、ガイドラインや「私論」、「歴史的文書」に格下げすることを提案できます。
格下げの手順は方針の提案時のそれと同様で、ノートページで議論を提起して、コミュニティに対して議論へ参加するよう呼びかけます。コメントを集めるのに合理的な期間が経過した後は、議論から中立な第三者が議論を閉じて合意がなされたかどうか判断するのが望ましいでしょう。
内容の修正
編集方針を修正するには、(必須というわけではありませんが)修正する前にまずノートページで提案してください。そして変更内容に異論がないか、または議論において合意がなされたなら、修正します。議論の結論がはっきりしない場合には、議論から中立な第三者による評価に委ねるのが望ましいでしょう。 大幅な修正を行う際には、コミュニティ全体へ告知するべきです。告知は提案の時と同様の方法で行うとよいでしょう。なお、書式や文法の修正などの細部の編集はいつ行ってもかまいません。
現在行われている議論における自身の主張を裏付けるために方針を修正しようと試みることは、ルールの悪用とみなされかねません。その編集者が議論に参加していることを公表することなく方針を修正しようとする場合は特にそうです。
名前の付け方
編集方針やガイドラインの名前には通常、「~の方針」や「~のガイドライン」といった語句を含める必要はありません。ただし同名のページと区別する必要がある場合はその限りではありません。
関連項目
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