Wikiversity:検証可能性
Wikiversity上の多くの情報は刊行された情報源に依拠しています。Wikiversity上で行われた学術的研究によって生み出されたものもあります。情報源については、情報の信頼性を検証できるように明記されなければなりません。示された出典が確認されることによって、情報を検証することができます。出典が明記されていたとしても、事実、観点、理論、議論といったものが含まれ得ます。検証可能な情報源によって証明されていないWikiversity上のページの内容はトークページでの議論にて異議を唱えられ得、ないし除去され得ます。
Wikiversity上に掲載する情報の基準は「真実かどうか」ではなく「検証可能かどうか」にあります。ここにおいて検証可能とは次の手段で確認することができるということです。
- すでに刊行されている信頼できる情報源
- Wikiversity上での学術的研究による成果
Wikiversity:検証可能性はWikiversityの主要なコンテンツガイドラインのひとつです。もうひとつはWikiversity:信頼できる情報源があります。これらの方針は独自に解釈をなしてはならず、編集者はこれらを熟知していなければなりません。検証可能性を満たす信頼できる情報源を用いる義務は、WIkiversity上のページに情報を書き込もうとするものに課せられるもので、質問しようとする者には課せられません。
「真実かどうか」ではなく「検証可能かどうか」
編集この文脈における「検証可能」とは例えば、編集者が信頼できる学術雑誌の記事の内容は真実であるかどうかを確認することが求められているという意味ではありません。検証可能と真実を見分ける方法としては次のような例があります。あなたが有名な物理学者の理論Xについて学んでいるとしましょう。理論Xは査読をへて学術雑誌上で公表されたもので、それゆえにWikiversityの学習コンテンツとして適切です。しかしながら、あなたがその物理学者と知り合って、彼があなたに「本当のところ、理論Xは間違っていると思う」と告げたとして、そのことは「Wikiversityのページは彼が言った事実を含んでいない」と主張することはできません。どうしてか。なぜなら彼があなたにそう告げたということは他のWikiversity編集者には検証不可能であるからです。
査読された出版物では、主張された「事実」について誰がそういったかが言及されます。会話によって伝えられる「事実」は「真実」ではありません。そしてページの編集者は証人です。したがって、このような主張された「事実」については、情報源によるだけでなく証人による帰属が求められます。
個人的な会話が検証不可能であるというのは一般的には真実ではありません。「有名な物理学者」に手紙を書いて質問をする人がいるかもしれません。基本的なコモン・ローの原理では証言は反駁がない限り真実であると推定されます。Wikiversityは独自研究を認めており、これはその諸相のひとつです。独自研究は研究者に帰属しなければなりません。ページの履歴が誰が独自研究を追加したかを示すとしても、これは明示されなければなりません。通常名前空間のページでは、これらのルールは総体的に厳格に守られています。
関連項目
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