School:経済学/学習ノート/文化経済学
目次(最終更新 2019年10月7日 (月) 06:48 (UTC)、時点)
- はじめに
- 舞台芸術:ボーモルと文化経済学
- 美術品の市場
- 価格決定
- 美術市場と投資
- 文化産業
- 市場構造
- 文化遺産の経済学
- ミュージアム
- 不動産
- 芸術家の労働市場
- スター現象
- 生産構造
- 研究史
- 文化経済学者
- 海外
- 日本
- 関連文献
- 関連項目
- 外部リンク
感想・コメント
編集ああそうか…。こういう事は何となく考えてイメージしたことあるけど、はっきりした文章で読んだのは今回が初めてだ。面白い項目だねー…。
例えばこういう文章がある…。「構造的な労働の過剰供給が存在する。需要に釣り合わない数の人々が、芸術家として所得を得たいと願っている。」。
そうだね…。確かにそうだ。ここも含めて、芸術、文化の経済、商業的な状況について、こういう風に割と客観的に、学問的に俯瞰したい人と、その業界の真っただ中で生きている人とは、言う事や物の見方、考え方が全く異なってくるんだよね。
水玉螢之丞というマンガ家が昔、新聞社で、「僕は記事が書きたいんです。」って言って会社を辞めた奴かがいる、糞ったれが!っていう1コマ漫画を描いていたけど、だけど、そう思うんだったら自分もヘタクソな絵のいい加減な漫画描いて生活するのはやめて、地道に裏方の仕事をして暮らせばいいだろうに、って思ったことがあるけど…。
それとも、自分は商業的に成功している能力のある優秀な漫画家だから、能なしのバカのお前とは違うんだから、馬鹿なお前はブーブー文句垂れてないで、あたしたちを引き立てる裏方の仕事しっかりやれよ!とでも言いたいのかね…。
大多数を相手にする文化産業の質って、すごく怪しいものだと思う。基本的には大人数に迎合するものを市場に出せば商売として成功するし、本質的、普遍的な質との齟齬は、明らかにあると思うんだけど…。
まあこの人は故人だから、死んだ人の悪口は言うなよなっていうのはもっともな指摘なんだけど、でも生きていようが死んでいようが愚行は愚行で、多少の非難をすることは許されるんじゃあないかな…。
しかしこの文化、芸術と経済との関連って、すごく面白いテーマですよね。標準的な生産物やサービスとは少し違う論理に支配されているし、傲慢な業界人に騙されないためにも、探求する価値がありますよね…。 -- Honooo (トーク) 2019年12月12日 (木) 11:15 (UTC)