平安時代は、794年に桓武天皇が平安京(京都)に都(首都)を移してから、鎌倉幕府成立のころ(1192年頃)までの約390年間を指します。京都の平安京が政治や文化の中心でした。

ここでは、その平安時代の中期以降(おおむね10世紀以降)の政治と社会について扱います。前期は前の平安時代1の講座を参照してください。また、文化的な面については次の平安時代3の講座を参照してください。平安時代の中期以降は、律令制と現実の乖離が大きくなっていき、王朝国家体制がとられるようになっていきました。王朝国家体制期は、通常古代の末期に位置づけられますが、分権的な中世の萌芽期と位置づけることも可能であり、古代から中世への過渡期と理解されるものです。

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