「Topic:小学校算数」の版間の差分

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U14269 (トーク | 投稿記録)
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1 + 2 × 3という式は、(1 + 2) × 3 = 9ではなく、1 + (2 × 3) = 7のように、かけざんをたしざんよりも先に計算するのがふつうです。どうしてなのでしょうか。
 
もちろん、これは昔の人が決めたただのルールで、ほんとうは(1 + 2) × 3のようにたしざんの方を先に計算するというルールにしてもいいのです。それで計算ができなくなることはありませんし、どちらが正しいということもありません。では、なぜ昔の人はかけざんを先に計算するルールに決めたのでしょうか
 
では、なぜ昔の人はかけざんを先に計算するルールに決めたのでしょうか。

じつは、正確な理由はまだわかっていません。

だれか1人の人がこのルールを決めたわけではなく、計算を式であらわすことがはじまったときから、何世紀にもわたってかけざんを先に計算するルールができあがっていったようです。
 
正確な理由はわからないのですが、多くの人が「こうじゃないかな」と考えている仮説があります。それは次のようなものです。
 
(1 + 2) × 3という式は、分配法則をつかって、1 × 3 + 2 × 3と書きかえることができます。かけざんを先に計算すると決めておけば、かっこがある式は、かっこがない式に書きなおすことができるのです。かっこがない式にすることを、'''展開'''(てんかい、expand)するといいます。

分配法則があるから、たしざんを先にしたい式はぜんぶ、かけざんを先にする式におきかえられるから、かけざんを先に計算するルールができたのではないかと考えられています。
 
== 正三角形は二等辺三角形か ==